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風車についての話

水戸黄門大学の社会学部の道具箱のページに書いてある正式な風車は:

弥七の赤い風車

弥七が携帯している赤い風車型の手裏剣。
☆用途
  1. ご老公の近くに投げて自身の存在を知らせたり、文を結んで情報を提供する。
  2. 悪人に襲われている人を救うために悪人に刺す。
  3. 柄の先端を使って鍵を開けるなど。
持ち主:弥七 /寸法:長さ220ミリ、羽の直径162ミリ
素材:柄は鉄、風車は紙、中央の玉は木。

第1部から使用されている小道具ですからいろいろと変化しているんです。中谷一郎 弥七を語るのVTRでは最初はバーベキューの差すものではなく、くしかすのぼっこに風車がついていたそうです。で2部、3部と続いて、それからバーベキューの「くしゃ」というのに変わったそうです。

アップやポスター撮影、悪いやつに見せる、投げる、子供にあげるなど色んな場合があるので、棒は時々短かったり、長かったり、風車の回る部分も大きかったり、小さかったり、シャープな感じだったり、ラウンドな感じだったり、形がそろっていなかったり、すごく綺麗な風車だったり。この棒も最初は丸棒が多かったのですが、中谷一郎バージョンの第26部頃になると、下の写真のように正方形の形をした手裏剣になるのです。切り出し状かな?それとも平板状?





風車はなぜ回る?

車部分は和紙で出来てます。
回し方、飛ばし方にあわせ何種類も作られており、例えばモーターで回るもの、ぜんまいで回るもの、扇風機で回るものなど演出の仕方に応じて使い分けます。

遠方から飛ばすシーンを撮るときはピアノ線を張り、その上を滑らせ、近めの時は実際に投げて撮影しているそうです。


Q.弥七の風車は手作りなの?

手作りです。そして、なんと驚いたことに、子分である八兵衛が風車を作っているという興味深いシーンが本編中に存在しているのです(第2部18話)。

したがって、弥七と八兵衛は、夜な夜な風車を使った分だけ作っているのです(もっとも八兵衛のつくった風車が、ちゃんとまっすぐに飛ぶのだろうか?)。

ちなみに、風車の材料は、千代紙、削った箸、鴨居から抜いた釘、といたってシンプル。~箸は竹や木でできているので、これはおもちゃのバージョンを作る時の材料です。

第22部頃の風車も好きでした。

が、今は第26部の風車の方が好きです。
ガットバスター&コンクリートという武器メーカーが風車のレプリカを作りましたが、あれは値段的に見ても、写真的に見ても絶対に買ってはいけないものですね。東映京都太秦撮影所の装飾担当スタッフの作り方と違うのです。ガットバスター&コンクリートの職人は風車を付けるところを曲げているのです。そして樹脂製の風車なので、江戸時代の雰囲気はないです。丸棒にステンレスを使用しているそうです。一般人には加工しにくい。

私は完全に東映京都太秦撮影所の装飾担当スタッフ派です。そして自分で作る派です。購入するのはよくないと思います。
これまで色んな風車を作ってきて、最後に作った風車はガットバスター&コンクリートの職人バージョンをまねしています。これからはしばらく作りません。そして東映京都太秦撮影所の装飾担当スタッフに作り方を教わって、また作ります。
もしまたつくるとしたら、それはどうしても作らなければいけない時でしょう。26部の風車を可能な限り再現します。和紙は外国で手に入るのでしょうか。まあそんなにこだわらなくても。映画村の風車耳かきは和紙でできています。やっぱり風車は和紙の方がいいですよ。

正式な風車(玩具)についてのページ:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A2%A8%E8%BB%8A_%28%E7%8E%A9%E5%85%B7%29



1 件のコメント:

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